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vol.103 速報 5月18日週コロナウイルス関連カテゴリー販売状況

RDSスーパー全国データの食品、日雑の前年比上位20位カテゴリーになります。

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【5月18日~5月24日週の主な出来事】
5月20日 先週の39県緊急事態宣言に続き、大阪・兵庫・京都でも緊急事態宣言解除。

【食品全体傾向】
先週に引き続き、プレミックス、粉系、スパゲティが上位です。
インスタントシチュー(シチュールウ)が上位20位内にランクインしました。18日週は全国的に気温が低かったことが要因と思われます。

【日雑全体傾向】
日雑もマスク、除菌、ハンドソープといった対策用品が依然上位。以前マスクは品薄の為、ランク外になった時期もありました最近では安定供給に伴い、前年比首位を維持。

【年収別にみる前年比差異】
これまでは全国の各カテゴリーの動きに焦点を当ててきましたが、今回は商圏属性別にみるとどのような傾向があるかを調べてみました。

今回は弊社サービスの一つである商圏POSを用いて分析を行っています。こちらは市場データを構成するサンプル店舗を店舗属性別に分け集計した市場データになります。

今回はコロナ禍において大きく前年比が伸びた備蓄系、製菓系、本格調理系それぞれの傾向を見てみたいと思います。

【備蓄系】
スパゲティやソースミックスなど簡便や日持ちする食材を備蓄系と定義します。
以下はその備蓄系の商材の各年収別属性の前年比をまとめたものです。

黄色地は、0~300万円未満から1000万円以上の5つの年収属性の中で最も前年比の値が高いものを表しています。

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ご覧の通り、1000万円以上の年収属性最も黄色が多いのがわかります。
 インスタント袋麺や調理済みカレー(レトルトカレー)等簡便なものは他より割合高く出ている傾向が見られました。
 インスタントシチューの前年比が高いのは、今年の4月は13,20日週共に前年よりも気温が3度程低い週となりました。全国的にも寒かったため、需要が増加したものと思われます。
 米については年収が下がると前年比が高くなる傾向が見られました。

続いて外出自粛により伸びたカテゴリーとして製菓系が挙げられます。こちらも備蓄系と同様のルールで色分けを行いました。

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こちらでも年収1000万円以上の属性が最も高い前年比が多い結果となりました。

最後に本格的調理系のカテゴリーについても見てみました。

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製菓と同様に、本格的な調理に使用する食材のカテゴリーについても同様の結果が得られました。

備蓄系はどちらかというと簡便さが特徴でもありますが、製菓、本格調理はその逆で手間を楽しむものです。この相反するものが共存する結果が出たのが興味深い所です。

高年収の属性においてはコロナにおいて発生した特徴的なカテゴリーが最も強く反応した傾向が見られました。

今後の大きな出来事があった場合、高年収属性の店舗から反応を見てみるのがいいかもしれません。


市場POS RDSデータを活用することで、市場動向を把握することができます。
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