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vol.41 『お酒でも韓流ブーム本格到来!?マッコリに注目!』

最近芸能界では韓国アイドルグループが大ブレイクしていますが、食の世界でも韓国料理のスンドゥブやサムギョプサルなど、目にすることが多くなってきました。韓国ドラマに端を発した韓流ブームは、姿・形を変えながらも長期にわたって継続しているところが凄いですね。お酒の世界でもここ数年韓流ブームが起きつつあり、まさに今回取り上げたマッコリのブームが本格化する兆しが出てきています。
今まで日本で飲まれる韓国のお酒と言えば、「眞露」や「鏡月」と言った韓国焼酎が大半でした。これらはすっきりとして飲みやすい焼酎を水割りで飲むといった感じでしたが、マッコリは日本でいう「どぶろく」のような濁ったお酒で、乳酸菌飲料を思わせる酸味と炭酸発泡の風味が特徴となっており、食事にもよく合うと思います。
まずはRDSPOSから直近1年間(2010年3月1日週~2011年2月7日週)のマッコリの売上金額推移状況をPlanogrammerで出してみました。


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売上グラフの推移からわかるように、マッコリの第1次ブームとでもいうべきものが1年前あたりから起きており、今また本格的なマッコリブームが到来しつつあるのが見えてきます。1年前と比較するとマッコリの売り上げボリュームは10倍ぐらいに増えてきており、前年を割っている酒カテゴリーの中では貴重な存在となっています。
下記はマッコリのRDSPOS直近6週間の売上ランキングです。断トツで眞露ジャパンの「JINRO マッコリ 1L」が売れている中、TOP20の中の75%は新製品となっており、まだまだ一般には知られていないマッコリの認知度がこれからどんどん高まってくる予感がします。平均売価を見ると価格も容量の割にはかなりお手頃ですし、アルコール度数も6%~8%と低めですので、今の時代にぴったりだと思います。


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マッコリの新製品の数をJICFSで調べてみますと、直近1年間のマッコリの新製品の数(直近1年間でJICFSに登録のあったもの)は59アイテムとなっていました。昨年度の新製品の数は28アイテムでしたので、今年度は倍程度の新製品が出てきていることになります。
下記の表は、直近1年間でJICFSに新たに登録のあったマッコリの商品リストです。昨年末あたりから、大手飲料メーカー・清酒メーカー・ビールメーカーもマッコリの新製品を投入してきており、これから既存のマッコリ製品も含めカテゴリー全体が活性化されてくるのではないでしょうか。大変期待が持てますし、売り場も変わってくるのでしょう。
今まで韓国料理店でしか飲めなかったマッコリが、家庭に登場する機会もどんどん増えてくると思います。


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2011年2月28日 18:00

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