トレンド
vol.168『防災対策商品の動き』
8月8日(木)16時43分頃に日向灘を震源とする最大震度6弱、マグニチュード7.1が起こり、気象庁が南海トラフ地震臨時情報を発しました。そして混乱の中で様々な商品に特需が発生したことが報道されました。
そこで防災対策商品がどんな動きをしたかを調べてみました。下記のグラフで▲が地震発生日です。
※使用データ:RDSスーパー:100店舗当たりの金額(単位:千円) 期間:7月25日~8月23日(30日間)
図1:防災商品及び防災グッズの販売推移
地震発生当日から前日比876%の動きがありました。防災商品は一過性ではなく、直近でも地震発生前の数倍もの動きをし続けていることが明らかです。
では、災害の度に特需が発生する水はどのような動きをしたでしょうか?
図2:水の販売推移
防災商品ほどではないにせよ、地震発生日には前日比191%と高い値です。
その他、カップ麺、パックご飯なども高い値でしたが、それ以上の値を示したのが電池でした。
図3:電池の販売推移
電池が他のカテゴリーと比べ特徴的なのは、8月15日にも高い値を示したことです。
記憶に新しいと思いますが、お盆休みを直撃した台風7号で、2019年の千葉県を中心とする大規模停電の映像などが報道されたこともあり、他のカテゴリーとは違って、地震発生直後と同等の値を出したことは興味深いです。
図4:カンパンの販売推移
防災の食品の代表であるカンパン(三立製菓)の4SKUをまとめたグラフが図4になります。
同様に地震発生日から動き始めています。
「備えあれば憂いなし」ということわざがありますが、まさにその通りだと思います。
前述した食糧など基本的なものを備えておけば、いざというときにその次の段階に注意を払う事が出来ます。もしも被災して、急いで食糧を買いに行ったら売場はすっからかんという状態から災害と対峙することだけは避けたいですね。
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