トレンドのアイコン

トレンド

vol.119 『あったか鍋で元気いっぱい』

寒い日が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
冬になると鍋が恋しくなりますね。筆者も大好きな鍋ではございますが、鍋のトレンドがどうなっているか改めてみていきましょう。
鍋シーズンの始まる10月~12月にて鍋つゆの含まれる「つゆカテゴリー」を見てみました。

【表1】RDSスーパー全国つゆ100店舗あたり年間販売金額伸び率比較

trend119_1.png

ご覧のように3年連続売上が上昇しており、2020年は巣ごもり消費も相まって鍋需要が非常に高まっていることが分かります。

さらに昨年(2020年)の売上推移がどうだったか週次で見ていきましょう。

【表2】RDSスーパー首都圏2020年つゆ100店舗あたり週次販売金額推移(単位:千円)

trend119_2.png

気温がぐっと下がる9月後半から10月頭頃より売上が上昇してきていることが分かります。例えば平均気温26.9℃の9月7日週と平均気温18℃の10/5週を比較すると、約1.6倍の売上の差が出ております。
やはり鍋は気温と売上が密接に関わっていることが分かります。
ではなぜ鍋が年々売上を獲得していっているか、容量を小容量タイプつゆとその他で分けて見てみましょう。
※小容量タイプの分け方:過去3年間つゆカテゴリーでベスト100位出現商品のうち容量200g以下の商品

【表3】RDSスーパー全国つゆ100店舗当たり月次販売金額(単位:千円)

trend119_3.png

小容量タイプつゆは売上前年比が大きく伸長しており、さらに年間と比較して、鍋需要の高まる10月~12月に売上前年比、構成比ともに拡張していることが分かります。

では次に過去3年間(10月~12月)ベスト100位商品の売上実績と小容量つゆの出現SKU数を見ていきましょう。

【表4】RDSスーパー全国つゆベスト100位以内100店舗当たり年間販売金額(単位:千円)×ベスト100位以内小容量つゆ出現SKU数

trend119_4.png

2018年⇒2019年は20SKUと変化はないものの、売上実績は約104%伸長しており、さらに2020年は20SKU⇒24SKU、売上実績も約121%伸長しております。
自宅で食事をする機会が増える中、少人数でも気軽に食事がとれる個食の鍋料理が支持されている表れと言えるでしょう。

では改めてつゆカテゴリー全体で小容量タイプつゆがどんな立ち位置にあるかランキングでみていきましょう。

【表5】RDSスーパー全国2019年・2020年10月~12月つゆランキング100店舗当たり販売金額ベスト50(単位:円)

  trend119_5.png

※画像をクリックすると大きな画像が別ウィンドウで開きます

 

青く色を付けた商品が小容量タイプつゆになります。
2020年小容量タイプつゆベスト50にランクインしている商品は17SKU(2019年より3SKUアップ)、更に9SKUが前年よりランクアップしております。また全ての商品が前年越えを果たしていることも特徴と言えます。やはり小容量タイプつゆは売上に大きく貢献している事が分かります。

では最後にここでとりあげた小容量タイプつゆの代表的なブランドで売上を見ていきましょう。

【表6】RDSスーパー全国4ブランド比較100店舗当たり月次販売金額分析(単位:千円)

trend119_6.png

小容量タイプ4ブランドはいずれも2020年1月~12月累計、10月~12月累計ともに非常に好調なことが分かります。

寒い日はまだまだ続きますが、あったか鍋で元気に頑張っていきましょう。
今年も1年何卒宜しくお願い致します。


市場POS RDSデータを活用することで、市場動向を把握することができます。
※さらに詳しい資料・細分類でのランキングデータをご希望の方はこちらから
↓↓↓

サンプルデータ申込み


お問い合わせ

    • ご購入前のお問い合わせ   :
    • 03-6908-7878
    • 保守契約に基づくお問い合わせ:
    • 03-6908-7817

受付時間 9:00-18:00
(土日祝日・年末年始・当社休日を除く)

ページトップへ