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vol.113 速報 8月3日週コロナウイルス関連カテゴリー販売状況

RDSスーパー全国データの食品、日雑の前年比上位20位カテゴリーになります。

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【8月3日~8月9日週の主な出来事】

【食品全体傾向】
食品カテゴリーに大きな変動はありませんでした。インスタント系の食材、製菓などの以前から高い需要がある商品が継続してランクインしている状況です。

【日雑全体傾向】
「うがい薬」・「うがい(指定医薬部外品)」に大きな動きがありました。8月4日の大阪府知事の記者会見後店頭から商品がなくなりました。スーパーでも大きく反応し、前年比が大幅に高くなりました。
うがい薬だけでなく「口・のど(指定医薬部外品)」も上位20位内にランクインしました。

【コロナによるお盆帰省自粛の影響】
ご存じの通りコロナウイルスの影響によりお盆の帰省を自粛される方が多くいらっしゃったと思います。今回はこの状況が各エリア別のマーケットにどのような影響を与えているのか確認してみました。

例年であれば8月の第1週は、帰省が徐々に本格化し始める時期でもあり、また翌週に帰省者を出迎える準備が始まる時期でもありますから、「ハレの日」需要としてビールの販売が上がるタイミングです。
下記グラフは昨年と本年の全国計の「ビール」の販売実績推移を重ねたものです。 例年はこのように8月第2週に夏のピークを迎えるのですが、その1週前で大きく出遅れている状況です。

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また、各エリア別の状況を以下の表にまとめてみました。首都圏が辛うじて前年並みの100%を維持していますが、これは帰省の移動が例年ほどではないこととの因果関係が高いのではないでしょうか。一方で、その他のエリアではビールは大きく実績を落としました。帰省者がいなければビールで乾杯する需要も減るということを表していると思われます。

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同様に帰省に関連するその他のカテゴリーもチェックしたいと思います。
お盆の帰省の目的にはやはりお墓参りが上がると思います。お墓参りに最も関連がある線香カテゴリーも確認してみましょう。

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線香カテゴリーでも8月3日週が全国では大きく乖離していります。
他のエリアでも見てみると

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近畿は若干乖離が少ないですが、他エリアもビール同様に大幅に前年を割っていました。

このようにお盆に関連するカテゴリーは首都圏以外では大幅に前年を割っている傾向が見られました。他にも焼き肉のたれなどもこれに近しい傾向が見られました。

コロナウイルスはまだ収束の様相は見られませんが、9月にも連休があります。その際も帰省を自粛される方が増えるかと思います。その時期にも今回同様にいわゆるハレの日に需要が上がる商材などは在庫の量、プロモーションをおこなう際には注意が必要とおもわれます。


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