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vol.111 速報 7月13日週コロナウイルス関連カテゴリー販売状況

RDSスーパー全国データの食品、日雑の前年比上位20位カテゴリーになります。

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【7月6日~7月12日週の主な出来事】
7月6日  福岡・佐賀・長崎に大雨特別警報発令
7月8日  伊藤忠商事 ファミリーマートを完全子会社化。
7月10日 東京都1日の新規感染者過去最多。

【食品全体傾向】
食品では大きな変動は見られませんでした。九州の豪雨被害から備蓄系商材の上昇が予想されましたが全国的には、大きな変化はありませんでした。九州地区ではインスタント袋麺、カップラーメンの大幅な上昇が確認されました。

【日雑全体傾向】
まだまだコロナ関連カテゴリーの前年比は高いままです。まだ欠品している商品もあり、需要の高いカテゴリーが散見されます。

【マスクカテゴリーの変遷】
今回はコロナ禍において最も重要な役割を持ったマスクカテゴリーについて今回は考察してみました。
まずこちらのグラフがマスクの売上の変遷です。

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大きく3つの期に分けてみました。
■自粛要請以前
■自粛要請・緊急事態発令期
■緊急事態解除後

1月27日週ではコロナの危険性を認知し始め、多くの消費者が買い求めた時期になります。

各期でのメーカーシェアを比較してみました。
下記がそれぞれの期間で構成比8割を占めるメーカーの一覧です。

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自粛要請以前の期間では、従来からの有名メーカー8社でシェア8割を占めていました。
自粛以前の期間に出現していたメーカー数を確認すると110メーカーありました。
急激な需要の増加により各社が在庫を放出したものと思われます。

その後、自粛要請・緊急事態宣言の期間になると大きく状況が変わります。
1つはアイリスオーヤマ社が急激にシェアを伸ばし、2位以下を大きく引き離しました。
同社の自粛以前のシェアは0.3%でしたが、巨額の投資で国内生産を行い、供給量を一気に増やしたことが要因のようです。

2つ目はプレイヤーの変化です。
自粛期間に入るとメーカー数は80社程度と大幅に減少します。
ただし、青地のメーカーは自粛期間以前にはみられなかったメーカー(輸入業者?)です。
こういった企業が30社確認されました。

マスクのカテゴリーではかなりの数のメーカーの入れ替わりがあったことがわかりました。

新規参入したメーカーが今後も残るのか、既存のメーカーは今後どのようなポジションとなるのか注目していきたいと思います。


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