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vol.101 速報 5月4日週コロナウイルス関連カテゴリー販売状況

 RDSスーパー全国データの食品、日雑の前年比上位20位カテゴリーになります。

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【5月4日~5月10日週の主な出来事】
5月4日 緊急事態宣言5月31日まで延長
5月9日 東京 1週間連続で新規感染者100名を下回る。

【食品】
GWの為、お菓子作りを行う家庭が増えた様です。デザートの素、プレミックス、ホイップクリームといった製菓材料のランキングが上がってきました。
ただ小麦粉は店頭在庫が品薄。メーカーは在庫が潤沢と発表だが、業務用の為、一般への流通までに時間を要する模様です。

【日雑】
先週あたりからマスクの供給も徐々に安定化しスーパーにも供給されてきている模様。在庫がダブついてきているエリアもあるようですが、まだまだニーズが高いのがわかります。

【トピックス:PI数量に見る指示度】
 今回はPI値を用いてカテゴリー毎の支持度を検証したいと思います

 PI値という言葉をご存知でしょうか。PIとは、Purchase Indexの略で、レジ通過客1000人当たりの購買指数といわれています。このPI値は、1000人当たり来店客がどれだけ購入したかとなりますので、言い換えると支持度とも言えます。

 PI値=販売数量(金額)÷レジ通過客数×1000

 レジ通過客数1000人毎に、累計でN個売れていることになり値が高いほどバスケット(カゴ)に入る率が高い、つまり来店客の支持度を表すという見方ができます。

 今回はこのPI数量を用いて検証していきます
 弊社の市場データサービスRDSではPI値の出力が可能です。

 2020年3月以前(1月6日~2月24日週)と3月以後(3月2日週~5月4日週)のPI数量の平均で比較をしました。下記のリストはPI数量の上昇率が高いカテゴリー上位20カテゴリーになります。

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   以前からご紹介しているホームメイキングが2位です。ホットケーキミックス等が高い前年比を維持しているカテゴリーになります。
 備蓄用の缶詰やスパゲティなどの乾麺もPI数量の上昇が確認されました。

 今回のコロナにおいてニーズが上昇したカテゴリーといえばスパゲティ、ソースミックス(スパゲティソース)が挙げられます。

 今回はこれらのカテゴリーから消費者の購買心理を考察してみました。

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 スパゲッティ、ソースミックスは休校要請のなされる前週の2月24日週、首都圏の自粛要請が発令された3月23日週に大きな山があります。そしてその翌週は徐々に減少。
 これは
 ①急激な需要増による店頭欠品
 ②買いだめによる追加購入の減少
 ②長引く自粛により簡便なこれらの味に飽きてきてしまった
 ということが上昇⇒減少へのプロセスと思われます。

 その一方、簡便さとは相反する香辛料については増加の一途をたどっています。
 在宅にも慣れ時間もできてきたので、本格的な料理にチャレンジする家庭が増えたことにより、こういった香辛料カテゴリーが伸長したものと思われます。

 このようにPI値で見てみると売上金額だけでは見られなかったお客様のニーズの上昇を見ることができます。

 5月14日に39県の緊急事態宣言解除もされ、全国的にも収束の方向へ向かっていると思います。
 ただ、そういった発令がなされた今だからこそ、もう少しだけ慎重に行動し、コロナに勝つまで正しく行動をされることを切に祈ります。


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