
トレンド
vol.72 『野菜をスムーズに摂取(Smoothie)』
前回コラムでもありましたように、健康志向ニーズに対応するカテゴリが堅調に伸びています。毎週のようにメディアでも特集が組まれているのは、皆様もご周知の通りかと思います。
今回は野菜の代替手段としてベスト5に入り、最近また注目を浴びているスムージーを調べてみました。
■JICFS果汁飲料 実績
表1

果実飲料全体は、直近の実績が比較的堅調であることが伺えます。スムージーは、構成比の一番高い野菜ジュースに含まれています。(表1) 直近3カ月(金額ベース)で見てみると、多々ある野菜ジュースの中でも、上位にスムージーが食い込んでいることが分かります。(表2) 野菜ジュースカテゴリは、季節限定等のスポット新商品が多々ある激戦カテゴリです。そんな中でも上位に食い込んでいるという事は、市場のニーズを強く反映して”売れている”と言えます。
■2017年5月~7月 JICFS野菜ジュース TOP20ランキング

Plano-POSのMy属性を使って、スムージーをグルーピングして分析してみました。 直近12カ月で見てみると2017年4月以降、大きく実績が伸長しております。なぜ伸張しているのか見てみると、4月に発売開始したカゴメ社のGREENSシリーズの発売と実績の押し上げがあったことが分かります。(表3・4)
■2016年8月~2017年7月 My属性スムージー売上高


CVSなどではスムージーのPB商品なども開発され、さらに大きく拡大を進めているようです。まだまだSM・GMSなどでは取り扱いが少ないですが、今回の結果から消費者の需要は着実にあることが分かりました。 売り場の拡大はもとより、今後の新商品の開発ターゲットとしても大きなポテンシャルがあると考えますし、今後に期待したいところです。
2017年9月28日 15:44
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