トレンドのアイコン

トレンド

vol.65『ポケモンGOは売上もGO?』

皆さん、ポケモンゲットしていますか?
2016年7月にリリースされたこのアプリは、老若男女どころか国境を越え世界中で大ヒットしており、毎年恒例の日経MJ・トレンド番付でも堂々の横綱となりました。

はたして、ポケモンGOの大ヒットはポケモン関連商品の売上にも影響を与えたのでしょうか?
一方で2014年11月にこのコラムで取り上げました妖怪ウォッチも、未だにそのパワーを保持しているのでしょうか?
商品名称等で自由に属性が作れる「My属性」機能で調べてみました。

■売上金額構成比推移(RDS全国・2014年1月~2014年12月まで)

trend65_1.png

こちらは、商品名称に含まれるそれぞれのキャラクター名称をキーにしてMy属性機能でグルーピングした結果をRDSで分析したものです(今回は食品全カテゴリを対象としています)。

2014年1月にアニメ放映が開始した妖怪ウォッチは、当時全体の半分以上のシェアを持っていたアンパンマン、そして2番手のポケモンからシェアを大きく奪取しました。
妖怪ウォッチの勢いは、そのままだったのでしょうか?

■売上金額構成比推移(RDS全国・2015年1月~2015年12月まで)

trend65_2.png

2015年1・2月は妖怪ウォッチの勢いはそのままだったのですが、その後は平均28%前後で推移します。
一方でアンパンマンがジワリジワリとそのシェアを回復しており、ポケモンはシェアは8%前後のままで回復の兆しが見えません。

■売上金額構成比推移(RDS全国・2016年1月~2016年12月まで)

trend65_3.png

2016年を見てみると、アンパンマンのシェアは完全に復調し、盤石となっています。
今年で放映29周年、弊社の若手社員より年齢を重ねて尚、子供たちのヒーローとして愛されてきたアンパンマンの歴史と実績の強さを感じます。
ポケモンに関しては、ポケモンGOがリリースされた2016年6月を境に、ポケモンのシェアが若干ですが上向きとなってきています。
しかしながら、1位アンパンマンは言うに及ばず。2位妖怪ウォッチともまだ差が開いており、ポケモンGOブーム=関連商品の売上アップとはいかなかったようです。

次に2016年のランキングを見てみましょう。

■売上ランキング(RDS全国・2016年1月~2016年12月まで)

trend65_4.png

※100店舗あたりの販売金額、単位:円

上位30位までは圧倒的にアンパンマン強し、です。
しかしながら2016年のSKU数の中で一番多いのはポケモン関連でした。

■アイテム構成(RDS全国・2016年1月~2016年12月まで)

trend65_5.png

各キャラクターで共通して言えるのは、玩具菓子だけではなく多くのカテゴリに渡って展開している点です。 ポケモンは27カテゴリ、妖怪ウォッチは35カテゴリ、アンパンマンに至ってはなんと46カテゴリも展開しています。 それだけ子供にとってキャラクターはテレビだけではなく、色々な場所で触れる機会があり、身近なものになっているのです。

2017年もまた多くの魅力的なキャラクターが現れては、子供たちの心を掴んでいくと思います。
世の中の流行りと合わせて、是非いろいろな角度でPOSデータを分析してみてはいかがでしょうか?



市場POS RDSデータを活用することで、市場動向を把握することができます。
※さらに詳しい資料・細分類でのランキングデータをご希望の方はこちらから
↓↓↓

サンプルデータ申込み


2017年2月 1日 14:36

お問い合わせ

    • ご購入前のお問い合わせ   :
    • 03-6908-7878
    • 保守契約に基づくお問い合わせ:
    • 03-6908-7817

受付時間 9:00-18:00
(土日祝日・年末年始・当社休日を除く)

ページトップへ