vol.51 『缶詰タイカレー』

カレーといえば固形のルーやレトルトのカレーを思い浮かべますが、今日は缶詰のカレーを取り上げてみたいと思います。

ツナ缶のいなば食品から出ている、「タイシリーズ」がテレビで取り上げられたのち、ネット上でも話題が広まり売れています。ツナとタイカレー、チキンとタイカレーの組み合わせで、レッド、イエロー、グリーンカレーのバリエーションで発売されています。
現在発売中の5品を選択し、単品分析をしました。テレビで取り上げられた翌週に売上が跳ね上がり、その後、ネット上でじわじわと話題となり、1月下旬にはメディア登場時と同レベルまで売上が急上昇しています。

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RDSでレッドカレー、グリーンカレーなどのキーワードで、加工食品の調理品の中からタイカレーのみを抽出して分析してみました（缶詰のタイカレーは含まず）。今年1月までの直近12か月全ての月で、前年比130％台以上、平均143％と年間を通じて伸びています。タイカレーというカテゴリー自体が著しく成長しています。

その中にあって、いなばの缶詰タイカレーのポジションをランキング推移で見てみました。 先程の調理品タイカレーの中に、いなばの缶詰タイシリーズを含めて、ランキング推移を出力しました。10月以降は5商品ランクインし、上位で定着しています。タイカレーの中でも存在感を増しています。

買う側としては、できればカレー売場に置いてほしい商品ですが、おそらく缶詰売場に置かれることが多いのではないかと思います。非常食としても、タイカレーのトライアルを増やし裾野を広げるというという点でも、期待できる商品ではないでしょうか。

2013年2月21日 12:30