トレンドのアイコン

トレンド

vol.12 『カロリーオフタイプのコーラが売れてます!』

 ここ数年、健康志向やダイエットが世の中では流行っていますが、やはり飲料の中では水が売れている傾向にあります。

 私たちの先入観にはどこか、コーラといえばカロリーが高いというイメージがあるのではないでしょうか? ですが最近では、飲料売場をを見渡すと普通のコーラよりもダイエットやカロリーオフと書かれたコーラが目立つようになってきています。

 今回は、実際にカロリーオフタイプのコーラ商品はどれくらい売上が上がっているのかRDSPOSデータから検証してみたいと思います。

図1.『コーラの市場全体売上実績とカロリーオフタイプのコーラ売上実績』

trend012_1.jpg

 図1は、『コーラ全体』と『カロリーオフタイプのコーラ』の2006年1月〜2006年7月の売上実績の表です。

 市場でのコーラ全体の売上は、前年比91.0%と微減となっています。ところがカロリーオフタイプのコーラに絞って見てみると、前年比100.7%と好調であるのが見てとれます。

 その要因としては、春にサントリーから発売された「PEPSI NEX」の影響が大きいと思われます。「PEPSI NEX」を除くと、実はカロリーオフタイプのコーラの前年比は68.9%と大きく前年を割っています。これは「PEPSI NEX」の影響の大きさを物語っていると言えます。

図2.『カロリーオフタイプのコーラ売上推移(数量)』

trend012_2.jpg

 図2は、『カロリーオフタイプで絞り込んだコーラ商品』の2005年8月〜2006年7月の売上実績推移のグラフです。

 健康志向が高まり、飲料の構成比の中でミネラルウォーターの構成比が大きくなってきていますが、その反面、コーラの構成比は減少しています。しかし、これからの夏の暑い時期にコーラを飲みたくなることも増えてくるでしょう。
 現在通常のコーラよりも健康志向がここにも反映されているのか、ダイエットコーラやカロリーオフを売りにしているコーラの売場が目立ってきています。これらのコーラは味は通常のコーラに比べたら物足りなかったが、最近は普通のコーラに味も劣らないコーラが増えてきています。甘さを感じるのにカロリーが少ないという、まさに消費者の両方のニーズを満たす飲み物と言えます。

 特に大きな影響を与えたのは3月28日に発売された「PEPSI NEX ペプシネックス」でしょう。
美味しさとカロリーゼロを実現し、日本オリジナルのペプシ新製品を初めて開発しました。コーラはアメリカのものという概念を取り払いました。また、パッケージのデザインやペットボトルのデザインなど、MADE IN JAPANという特徴も今までに無いために受け入れられる要因となるでしょう。

(株)マーチャンダイジング・オンでは、JICFS/RDSデータ(商品 及び POSデータ)を、月額68,000円という格安料金にて提供しております。ここで出力しているデータは、弊社POSデータ/棚割分析ソフト『Planogrammer』『市場POS分析ツール』を使用して作成いたしました。

・分類は、容量・名称などを基としてMy属性を設定、出力しております。
My属性とは・・・Planogrammer・市場POS分析ツールでは、独自にそして簡単に属性分類を設定することが可能です。


市場POS RDSデータを活用することで、市場動向を把握することができます。
※さらに詳しい資料・細分類でのランキングデータをご希望の方はこちらから
↓↓↓

サンプルデータ申込み


2006年8月23日 12:41

お問い合わせ

    • ご購入前のお問い合わせ   :
    • 03-6908-7878
    • 保守契約に基づくお問い合わせ:
    • 03-6908-7817

受付時間 9:00-18:00
(土日祝日・年末年始・当社休日を除く)

ページトップへ